2016年5月15日日曜日

留学生としての就職活動方法 2


今回は、前回の記事の続きを書きたいと思います。

前回の記事→ http://hamiouniveveryday.blogspot.com/2016/05/1.html



ミスマッチがあったり、自分の経験を生かした就職活動をすることができない可能性が高い留学生の就職活動。

今回の記事では、僕が実際に行っている就職活動方法について書こうと思います。


1. 自分が将来何をしたいのかを決める。


これは、就職活動の基本中の基本なんだけど、

キャリアフォーラムなどで、選択肢が限られてしまっている留学生は

特にするべきなんじゃないかなと思います。



僕の場合、キャリアフォーラムなどの参加企業を見ていても、

興味のある企業がなく、就職活動へのやる気を失っていた時もありました。

そんな時、なんで、こんなに興味がないんだろう。って考えた結果、

自分のやりたい仕事がこのキャリアフォーラムにはないだけなんじゃないかと考えました。


そして、一から、自分のやりたいことを考えたことで、

キャリアフォーラムっていう、”留学生がみんな行くべきところ”以外の選択肢を見出すことができた気がします。

まず、自分にあった企業を見つけるためにも、

キャリアフォーラムに行くのはとても良いと思います。

ただ、もし、それでも興味がある企業がなかったら、

もっと広い視野をもって考えるのがいいんじゃないかなと思います。

別の言語を操ることができるのだから、可能性は普通の人よりも大きいんじゃないかな。

だから、広く選択肢を持てると良いと思います。





2. やりたいことを考える時のヒント


自分がやりたいことを決める時に、

学生が気にしているポイントとしては、

やっぱり、年収とか人からどう思われる職業なのかとか結構あるんじゃないかな。

そういった気にしたいポイントに順番をつけるといいと思います。

僕は、給料や年収の順序、その職業が人からどう思われているのかっていうことの順序を下げました。

こういう価値観は、人によって違うけど、

やっぱり満足して、楽しく、自分らしく仕事ができれば、

年収とかより、人からどう思われようがいいかなと思いました。

本当にやりたいことはなんだろうか?

3年後の自分は楽しく生きてますか?

ってことを自問自答し続けた結果、

自分なりの答えが出せた気がします。

3. 留学生として、日系企業か外資系企業か。

留学生として、日本を離れた人たちは全体のパーセンテージからするとすごい限られた人たちだと思います。

日本の会社の文化から少し離れ、海外の働き方などをみて、

それが自分にあっているのかも。って思った人もいるのでは?

外資系企業の特徴

日本の企業と外資系企業の違いというのはたくさんあるけど、

日本の企業は、新卒で就職をしたら、

配属が決まるわけです。

もちろん、本人の意思や適正などもあるだろうけど、

自分が望んだポディションに着くことができるかはわからないことも。


また、配属先次第では、転勤ってこともあったりして

なんだか会社の決定に従わないといけず、

自分の意思がなさそうだなーって気がしました。


外資系の場合、就職をする時に、すでにポディションで応募します。

例えば、外資系の企業に営業ポディションに空きがあったら、

そこに応募し、営業ポディションで採用という形。

だから、自分の意思が一番通用すると思います。

また、給料が見合ってないと感じたら、

別の会社に転職も比較的簡単にできるというわけです。

これが、日本以外の国で行われるスタイル。

世界を見てみると、これがおかしいというわけでもないです。

ただ、日本のスタイルがすこし特殊で、僕たちがこのスタイルに慣れているだけ。

欠点としては、実力がなかったら、転職も難しいと思いますし、

給料も響いてくる。

だから、どちらを取るかは自分次第だと思います。


このスタイルの違いも

僕が外資系を選んだ理由の一つでもあります。



4. 業界について徹底的に調査


ある程度やりたいことが決まったら、業界について徹底的に調査しましょう。

あまり日本では知られていないけど、

探してみるとすごいいい企業もたくさんあります。

それを知るには、キャリアフォーラムのリストを眺めているだけではわかりません。


日本語だけでなく、英語で検索したりし、

徹底的に調査しましょう。

同じ業界でも、少しづつやっていることや、

強みなども違うし、

雰囲気なども違うので、

そこを見分けられるまで調べましょう。

現在採用しているのか、どんな人材を採用しているのかというところも調べましょう。

5. 自分から行動!応募する。


業界について調べたら、

リスト化して、それらの会社に片っ端からメールを送りましょう。


普通の就職活動は、会社がリクルートなどのサイトに載せてそれに学生が一斉に登録。

試験を受けて面接に行くっていうものですが、

僕は、そういったサイトで採用をしていない会社に自分から応募しました。

まず、会社のホームページを見つけたら、

採用のページを見る。

そして、サイトに履歴書など必要なものが書いてあれば、

それを添付して、

突然のメール失礼します。的なことを書いて

メール送信。


もし、採用ページに何も書いていなかった場合、

日本語の履歴書、英語の履歴書、英語のカバーレター(英語の志望動機書。アメリカの企業は普通必要です。)

を添付して、ダメ元でメールしました。

会社によって、少しづつ履歴書、カバーレターを変えることがポイント。

募集していなくても、自分が働きたいと思った会社にはどんどんアタックすることが大切だと思います。

こんな感じで、僕はいくつか返事をいただき、面接などのステップに進みました。


6. 他の人がしていないことをあえてやってみる。


就活にはセルフマーケティングが必要。

マーケティング戦略では、買う側の利益をしっかり明確に述べたり、

他の商品との違いを出したり。

これは、就職にも当てはまると思っていて、

買う側の利益を言うのはもちろんだけど、

自分自身と他の人たちとの違いを出すっていうことをうまくできていない人が多いんじゃないかなと思いした。


ただ、日本の就職なんかで、大勢の人がいる中、

他の人との違いを出すなんてやっぱり難しいですよね。

持論ですが、留学生はキャリアフォーラムに行くとなかなか厳しい戦いになるんじゃないかなと思います。

留学生はキャリアフォーラムに行くな


ちょっと極論ですいません。笑


キャリアフォーラムって、企業が留学生を採用しに来ているもので、

留学生にたくさんの就職のチャンスがあります。

ただ、僕が思うに、留学生がキャリアフォーラムなどの留学生用の就職の場に行くのは、

なんだかバカらしいように思えてしまいます。


留学生って、目的は人それぞれだけど、

海外で別の言語を学びたいとか、

別の言語でなにかを学びたいなどと

ある程度の目標をもって留学していく人が多くいると思います。

そうやって目標を決めて、それを実行に移すことができた人たちが留学をし

海外で学ぶという特別なことをしていると思います。

ただ、頑張って留学したのにもかかわらず、

キャリアフォーラムにいる人たちは全員

留学生。

みんな同じような理由で留学をしているわけです。

そして、中には超がつくほどの有名大学に進学して、

しかも、起業やら、なにやらすごいことをしているわけですね。


そんな人たちと同じ土台に立った場合、

留学だったり、英語がしゃべれるという価値がなくなってしまいます。

そう考えると、キャリアフォーラムって自分持っている他の人と違いを1つ失った状態で戦わないといけないので、

自分のフルポテンシャルを生かしきれないんじゃないかと思いました。


どうすればいいのか?

先ほど述べたように、あえてキャリアフォーラムに参加していない、外資系の企業にアプローチしてみる。

すると、外資系なので、英語が話せないと面接もできないので、

普通の日本の学生は受けることもできない。

そして、自分から調べることをせず、

のんきにキャリアフォーラムの中から選んでいる留学生も受けない。


だから、留学という価値を残したまま、選考にいけるのではないかと思います。

受け身になるんじゃなくて、自分から調べ、応募するということ自体も

他の人との違いなんじゃないかな。


こんなふうにして、自分がどう人と違うのか。

そして、それを活かせるには、どう戦うのか。というのを考えて就職活動をしていけばいいのではないかと思います。


もちろん、キャリアフォーラムに参加している企業に行きたい場合、

キャリアフォーラムに行くのもいいと思いますが、

そうなったら、じゃあ、他の留学生とどこで差をつけるのか。ということを考えましょう。

ただ、キャリアフォーラムでは、留学生ばかりなので、

『留学』、『語学力』などで押したところで、周りの人もそれが普通なので、

全く意味ないです。



ということで、これが僕の就職活動でした。

まだまだ、僕も就職活動を続けていこうと思うので、がんばりましょー!


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就職に関する過去の記事はこちらから。


アメリカで就職できそうだけど、本当にしたいのか?→http://hamiouniveveryday.blogspot.com/2016/05/blog-post_51.html




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